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プロ野球70年フォトヒストリー
1973年にV9を達成した巨人だったが、長嶋茂雄は37歳。この年は打率.269、20本塁打、76打点と衰えは隠せず、シーズン終盤に三塁ゴロを右手薬指に当て骨折、日本シリーズを欠場した。
38歳となった翌74年も開幕から低空飛行で6月13日にはついにスタメンから外れた。誰の目にも「その時期」が近いことは分かっていた。
そして10月12日、中日がリーグ優勝を決め、巨人のV10が夢やぶれた時に「長嶋引退決意」の文字が新聞を飾った。10月14日、後楽園球場の中日とのダブルヘッダーが巨人の最終戦。
この日、長嶋引退のセレモニーが行われることとなり、後楽園球場は超満員。2000人のファンが球場の外に溢れた。第1試合の4回、長嶋は15号、通算444本目の本塁打を放つ。そして第2試合が始まる前、外野に走り泣きながら場内を1周したのである。
ラストゲームでも1本のヒットを積み重ね、その最後の勇姿をファンに見せた。第2試合が終わり夕闇迫る中、引退セレモニーが始まった。マウンド上でスポットライトを浴びた長嶋は「巨人軍は永久に不滅です」の名セリフを残し現役に別れを告げた。
写真提供:ベースボールマガジン社
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